秋風
廃品回収車が二台連なって北の方角へ走っていく。
しかも音量全開で。
それも猛スピードで。
そもそも、そんなスピードで廃品など回収できるわけがないのである。
あれは一種のアートだ。
二台のスピーカーが叫ぶ声は、ずれている。
「・・・さまごかていないでごふようにな・・・」
「・・・しゃみにばいくてれびすてれおか・・・」
音をシャッターで切り取ることができるのなら、
「ごみ」「かに」「てば」「なく」「でれ」「ごび」なんて
風流に聞こえるんだろうけど、
悲しいかな僕の耳にそんな機能はなく、
混ざり合ったノイズだけが一陣の風と共に過ぎ去った。
しかも音量全開で。
それも猛スピードで。
そもそも、そんなスピードで廃品など回収できるわけがないのである。
あれは一種のアートだ。
二台のスピーカーが叫ぶ声は、ずれている。
「・・・さまごかていないでごふようにな・・・」
「・・・しゃみにばいくてれびすてれおか・・・」
音をシャッターで切り取ることができるのなら、
「ごみ」「かに」「てば」「なく」「でれ」「ごび」なんて
風流に聞こえるんだろうけど、
悲しいかな僕の耳にそんな機能はなく、
混ざり合ったノイズだけが一陣の風と共に過ぎ去った。
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