2008/10/09

忘れもの

白いシャツにアイロンをかけ、窓際のハンガーに吊した。
すると、日が急に照ってきて、みるみるシャツの輪郭が無くなった。

平衡?!・・・五感を通じて世界と接触することは、その境界において平衡を見いだすのと同義である。無意識に、釣り合う感覚を探っている。そのナイフの刃の上に、限りなく危ういバランスの上に、自らの身体をそっとおいてくる。次の瞬間、刃の上にあるのは自分でも他者でもない、得体の知れないものになっている。何なんだ、この感覚・・・今?!

一瞬静止したあとで日は落ち、シャツには輪郭が戻った。

ずっと探していた忘れものをとりにいく。